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塗装事例

エンジンブラケット

製品分類エンジンブラケット
業界車両部品
材質SPH440-0D
サイズ230x256
塗装方法電着塗装
膜厚15μm以上
機能性耐食性
板厚t=2.0~3.2

ASSY状態で塗装を行う際、部品の合わせ目に塗料が溜まりやすく、液だれが発生しやすい。そのため、液だれ防止対策としてエアーブローを実施している。エンジンルーム内は高温・高湿環境になりやすく、さらに泥水や融雪剤(塩分)、排気熱、油分など、金属腐食を促進する要因に常にさらされる過酷な条件下にある。
カチオン電着塗装は塗膜の密着性に優れ、水分や酸素を通しにくいエポキシ樹脂を主成分としているため、防錆性能に優れた下地塗装として非常に有効である。これにより部品の耐久性が向上し、エンジン脱落や振動制御機能の低下といった重大な不具合の発生を抑制することができる。
また、本製品はハンガーの掛け穴(左側の穴に掛けることで姿勢が安定する)が大きく、適切なハンガー選定が重要である。選定が不適切な場合、電着槽内で製品が動きやすくなり、通電不良が発生するリスクが高まる。

さらに、ボルト突出部や複雑な形状部に塗料が溜まりやすく、製品自体も比較的大型であるため、液だれ防止としてエアーブローを併用している。加えて溶接部も存在することから、塗料の滞留が発生しやすい特徴を持つ。
これらの課題に対し、自社で最適なハンガー設計を行うことで塗装不良の低減を図っている。また、膜厚は15µm~30µmの管理範囲内に収めるため、塗装電圧の管理を徹底している。

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