吊るし穴兼通電用穴追加で、不良率が0.1~0.2%に改善
| 課題 | 製品の板厚が薄く、塗装後にバリや変形が起き、シール面が確保されなかった |
|---|---|
| 提案効果 | 吊るし穴兼通電用の穴追加で掛け穴変形及びバリによる凸がなくなりました |
Before
内部にある基板がショートしないように、密閉性・気密性に富んだカチオン電着塗装の相談をいただきました。従来は締め付け穴で吊るしていましたが、製品の板厚が薄く、塗装後にバリや変形が起きて、想定していた密閉性、気密性を確保されなかったようです。
After
カチオン電着塗装.comを運営する藤塗装工業株式会社では、吊るし穴兼通電用の穴追加を提案しました。穴を追加することによって、掛け穴変形及びバリによる凸がなくなりましたので、不良率も0.1~0.2%まで大幅に削減させることに成功しました。
Point
塗物の中には掛け穴がない製品や凹凸のある複雑形状製品といった、不具合の出やすい形状への塗装もあります。このような特殊形状品への塗装に対して、当社は端面から挟み込む専用治具や製品の内側から外側にバネ材で固定する専用治具といった、過去の経験を基にオリジナルの塗装治具を製作することで対応する場合もございます。
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