鋳物製品の塗装で不良が発生している
課題 | 鋳物製品は塗膜にピンホールや膨れが起こりやすい |
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提案効果 | 作業工程を変更することで、塗装不良を低減 |
Before
鋳物製品は製造時の鋳造欠陥や金型の傷による鋳物表面の傷が、塗装後に塗装欠陥として問題になります。製品表面の凹凸がピンホールの発生を誘発しますので事前にマスキングで覆いますが、その凹凸の数が多くなればなるほど、時間も手間も大幅にかかってしまいます。
After
カチオン電着塗装.comを運営する藤塗装工業株式会社では、マスキング工程⇒カチオン電着塗装工程をカチオン電着塗装⇒切削加工に変更することで、錆や塗装時塗装不具合が減少しました。カチオン電着塗装の塗装面を切削しても塗膜との境界は剥がれず、バリがほとんど発生しないため、機械加工の工数削減になります。
Point
鋳物製品の塗装は不具合が起こりやすいです。上記の通り、鋳物欠陥や製品表面に傷のある製品に塗装した場合にはそのまま塗装不良として表れやすいです。特に量産品となれば、1つでも工程を少なくすると、全体の生産時間は大きく圧縮されます。また生産時間が短くて済むので、生産コストもそれに合わせて圧縮することができます。